« 本日の 山空街 | トップページ | 過去のアルバムより、、、春待ちの 安達太良山を 巡る旅 麗しき峰 冬空晴れて。前編 »

2008年1月23日 (水)

秋元湖 ペダルを踏んで 氷上に 轍を刻む 冬の愉しみ。

毎年恒例の秋元湖サイクリングに今年も行って来た。天気もよく絶好のサイクリング日和である。 いつもは国道49号線を通って猪苗代に行くのであるが、今日は天気もいいので、母成グリーンライン(償還により無料化)を通る事にした。49号線とどちらが近いのか気になるところなのであるが、実は距離的にはほぼ一緒である。熱海側から見る和尚山、頭だけちょこっと出している。

P1030025

頭だけちょこっと、、、熱海から見た和尚山。

母成グリーンラインは磐梯熱海温泉のある熱海町から沼尻温泉のある猪苗代町沼尻地区を結ぶ生活道路である。元々は観光有料道路だったのだが、一昨年、償還され一般道になった。峠の部分はRの大きなハイスピードコーナーが続くので、地元の走り屋さんに人気のコースでもあった。僕も若かりし頃多少お世話になった・・・

母成峠は古戦場としても有名な場所である。戊辰戦争時、1868年、慶應4年8月21日(旧暦)10月6日(新暦)会津と西軍がここで刃を交えていて、会津(旧幕府軍)800人と西軍3000人とが激突し、会津軍死者88人 西軍死者25人。結果、強大な武器と他方角からの攻めにより会津軍は敗走し、この母成を突破した西軍が一気に会津へとなだれ込み、会津が負けた。母成が破られた報を聞き、白虎隊の出陣が決まったとも言われ、戊辰戦争、会津戦のなかでもキーパーソンとなる戦いであった。

P1030067

母成峠頂上の駐車場に建てられている石碑。  

P1030062

頂上からの眺望、広がりのある素晴らしい景色。

P1030055

道はカラマツの林ノ中を抜ける、正面に雪をかぶった吾妻の姿が美しい。

P1030054   

今回は母成でちょっと寄り道をして、写真撮影。カラマツと冬の空。

P1030073

沼尻側に下り始めると荒々しい磐梯山の姿も見えてくる。戊辰戦争のさなか、峠を突破した西軍兵士の目にも同じ景色が広がったはずである。どんな思いで磐梯山を見たのだろうか。

さて、道を急ごう。と、文章上ではあっという間に秋元湖に到着できるのである。秋元に向かう最後の角を曲がると、一台のトレーラー付きのワゴン車が路肩に駐車している。何気なく通り過ぎようと思ったら、トレーラーの上に何やら面白そうなものが載っているので、ちょっと寄り道。

P1030088

おお!なんか面白そうな、、バイク?モービル?  

P1030084

”スノーバイク” というのだそうだ。一見オフロードバイクを改造したように見えるのだが、実はこれ専用に作られたものだそうで、オフ車をいじったのではないとの事、つまりは完全オリジナル!ということはさぞかしお値段が・・・と思いきや、聞いてみると案外お安い。40万円くらいだとの事。なんでもすべて中国で作られているそうである。なるほど・・・

ほしい方はぜひ、こちらへ、、、

 サウス ブロンクスさん  茨城県日立市本宮町2-1-20   ☎ 0294-21-1508 FAX 0294-21-8305

さあ! いよいよ秋元湖に到着である。今日はどんな眺めであろうか??

P1030089

天気もよかったので期待していたが、期待通り!! 裏安達太良がばっちり見えている。絶景!

いつもの発電所前の駐車スペースに車を止めようかと思ったが、なんと車がいっぱいである。めずらしい!仕方なく少し戻ったところの写真撮影大人気ポイントのそばの駐車スペースにファンカーを止めることに。

P1030091

さあさあ、スズメバチよ でませいっ!!  これより厳冬期秋元湖氷上単独行サイクリング大会をとり行うのだ。

発電所までは雪道が車で踏み固められているので、スズメバチをこいで走る。雪道のライディングはやってみると意外に難しい。前後左右上下までのバランス感覚、ペダリングの強さの調整、ハンドルさばき、いろいろな初歩的要素が絡み合っているので、難しいが、乗ってて愉しい。それにいい運動になる。そしていい勉強になる。 発電所から先は雪が深くて、とてもじゃないがこいでは進めない。仕方ない、、、エッチラオッチラとスズメバチを押しながら、また雪に足をとられる事、ズブズブと深いところだと膝まで雪に埋もれながら進んでいると、出がけに兄に言われた、このくそ寒いのに秋元湖でサイクリングなど、「馬鹿じゃねえの?」という言葉を思い出した。たしかに馬鹿だよなあ〜と自分でも思うのだが、なぜだか、馬鹿が愉しいから仕方が無い・・・たぶん純粋な馬鹿なのであろう。 純馬鹿。

キャンプ場からエントリーして氷結した湖面までなんとか無事辿り着いた。湖面上は固く凍っているが、その上に新雪が5センチほど積もっている状態である。少しこぎづらいが、なんとか行ける。さあ!いざいかんっ 目の前に誰もいない、真冬の凍てついた湖が絶景とともに広がっているのだ!僕は焦る気持ちを抑えつつ慎重にスタートする。なにしろ氷が割れたりしたら、、、  氷の感触を時折足で踏んでチェックしながら進む。それにしても実に気持ちいい!!!

P1030218

スズメバチにまたがって・・・

P1030209

いざ!

P1030127

シュッパーツ!やっほーっ!

走り出してみると新雪の重みもほとんど感じない。ちょっと自転車のバランス取りが通常よりもむずかしいが、すぐ慣れる。よく滑らないのか?と聞かれるのだが、意外に滑らない。スズメバチのツーリング用のタイヤでも十分である。クロスバイクくらいまでだったらなんとかなるのではないだろうか。しかし、ひとつだけ問題がある。それはブレーキ。深雪の中を雪だらけになって進んで来たスズメバチの前後のブレーキどちらもが、効かないのである。ブレーキに雪が詰まってそのまま凍ってしまっているのだ。レバーを握っても固く握れない。まあ、そんなに飛ばすわけではないので、これもいいとしよう。まあ、気をつけてライディングを続ける。気温は氷点下5度。しかし、しっかり着込んで自転車乗れば、寒さはほとんど感じない。むしろ体があたたまってくると、暖かく感じるほどだ。

P1030115

心地いい時間と空間。

P1030144

それではしばし、真冬の秋元湖を堪能されたし。

P1030093

P1030168

P1030161_2

P1030187

P1030104

P1030229

P1030141

さて、湖を縦横無尽に走り回ったので、ちょっと休憩。ワカサギ釣りのテントを訪ねてみた。 中からは、熊が!  って失礼ですね。 いかついおじさまが・・・

P1030174

P1030180

お二人とも、猪苗代からいらしてるそうだ。ナイスゲットの様子をパチり!

P1030182

これが釣り竿である。かわいいが、なんと電動なのである。ボタン一つで釣り上がる。おじさんたちも自分で邪道だ、といいながらも使っている。手作りの一品である。

P1030177

今年も氷の厚さが薄いそうだ。やはり温暖化なのであろうか。昨年は凍らずじまいだったし、今年も全面氷結にはいたっていない。

P1030111

残念ながら、ここから先へは行けない。凍っていないからである。間違えて落ちたら、死ぬ可能性大!

愉しい愉しいサイクリングである。いつもはカヌーでしか見られない景色を腰を落ち着けて、自転車で走れて、のんびり、まったり、癒されるのである。残念ながら中津川の方には行く事が出来なかったが、それでも充分楽しめた。今度くる時はポケットコンロも持参してラーメンでも作って食べようかな。

P1030117

P1030236

さて、日が傾いて来た。気温も下がって来ている。いそいそと秋元湖を後にすることに。本来ならばもう少し遊んでいたかったのであるが、本日第二のお楽しみ、夜の山を撮影するために移動を開始する。

P1030204

秋元湖よ、今日も一日ありがとう! また来るからさ・・・

ふたたび ファンカで向かった先は、吾妻スカイライン方面。まずは横向温泉へと向かう。115号線を福島方面へ。沼尻を超して標高を上げて行くと、路面はいつしか圧雪状態になった。僕的には大好きな路面である。車が滑るのが愉しいわけではないが、なぜかラリードライバーの血? が騒ぐ。箕輪スキー場付近に到着。道は福島方面に下る道と、箕輪スキー場に行く道とスカイライン方面へ行く道と3方に分かれる。まずはスカイライン方面へ。当然スカイラインは冬期通行止めである。

P1030258

通行止め付近から見た夕焼けに染まる磐梯山。

P1030262

前回号に引き続き、寒い季節に怖い話題で申し訳ないが、夕暮れに沈むお化けホテル。

P1030259

裏磐梯方面の夕暮れ。冬の夕暮れはとてつもなく寂しい。

またまた、移動。今度は箕輪スキー場そばの土湯トンネル入り口へ。

P1030266

月と吾妻山

P1030299

磐梯山夕景

もう日はとっぷりと暮れ、あたりは闇に包まれたが、目を凝らすと月明かりに雪が反射して山々はうっすらと、幽玄にその姿を現しているのが分かる。さてそろそろ本当の狙いの場所へと移動する事にしよう。

 その場所とは野地温泉付近。そして狙いの写真が撮れた。

P1030291

お題  ”福島のばんげ”

  P1030295

お題  ”幽玄なる鬼面山”

  P1030297

お題  ”箕輪山冬銀夜”

今回の狙いはこの3枚。自分では気に入っているのだが、、、いかがであろうか?? 手元では気温はマイナス9度を示している。相当寒い。カメラを操作する為に手袋を外していると手に痛みがはしる。しかし、写真にはまってしまっている僕はあまり感じないのであろうか、ちょっと興奮気味で神経が鈍くなっている。

帰り道、また母成峠を通ったのだが、また、寄り道・・・

P1030301

写真の出来は失敗、だが・・・

P1030303

この暗闇でひざまで埋まる雪をかきわけ、ここまで来るのはなかなか大変。この日は”何も”感じなかったからOKだったが、、、よくやるよ〜。

P1030304

母成の下りにて。郡山の灯が見えて来た。今日も一日よく遊んだが、まだまだ遊び足りない気持ちの僕なのであった。早く秋元湖が全面結氷しますように。

|

« 本日の 山空街 | トップページ | 過去のアルバムより、、、春待ちの 安達太良山を 巡る旅 麗しき峰 冬空晴れて。前編 »

自転車」カテゴリの記事

コメント

ピナ男さんへ
再コメントありがとうございます。ピナ男さんも雪中ツーリングに行った事がありましたか!! 素晴らしき物好きですね!! ブラボーです。カトちゃん風に言えば「あんたもすきね〜え」ってやつですね。 古っ!
でも愉しいですよね〜。僕もむかし、雪が降ったので喜び勇んでオートバイで出かけたら、警察に捕まりました。「このタイヤは冬用か?」と聞くので、正直に「オフロード用です!」ときっぱり応えたら、切符きられました〜、、、バカでした。  笑
でもほんと、昔はうまかったのでしょうね、僕はずいぶん転びましたが・・・  ピナ男さんっ、だいじょうぶです!むかしとった杵柄。いまでも多分いけますよ!体が憶えているはずです、、、きっと、たぶん。
まだ、青春が忘れられないです、、、僕も。

投稿: マットシ | 2008年1月24日 (木) 22時29分

再コメント失礼します。二十歳の頃 オフロードバイクでわざわざ雪中ツーリングをやった事を思い出します。自分ながらバカですね。愛車のお尻がフラガールのように揺れてとても気持ち良かったです。不思議に一度も転倒しなかったのは若くて反射神経も良かったからかもしれません。

投稿: 再ピナ男 | 2008年1月24日 (木) 08時27分

ピナ男さんへ
こんばんは、ありがとうございます。行ってきましたよ〜!とてつもなく愉しい時間でした。寒いですけど、でも着込んでペダルを踏むと、寒くないのですよ。おわかりですよね!
氷が危険、たしかにリスキーですが、安全に留意して遊んでます、でも人には強く勧められないかもしれませんね。昔、オフロードバイクに乗っていた頃、雪の積もった林道にぶち当たり、行けるところまで行こう!と雪中ツーリングをした事がありました。それがとってもたのしかったんです。たぶんそれがトラウマなのでしょうか、トラウマと言えば決定的なのがもうひとつ、小さい頃、雪が降ると補助車付きの自転車の頃から走りに出かけていたのです。滑ったり、汚れたり、自転車に雪がつくのが愉しかったんですね〜三つ子の魂なんとやらなのかもしれませんね。というより、精神年齢が補助車付きの当時のまま、、、というのが一番正しい見解なのでしょうか・・・

うんにゃ〜??、なんだか世界同時株安なのに、兄の株が急に上がってるみたいですが、あんまり言うと、図に乗りますので、(もう乗ってると思いますが)えさをあげすぎないでくださいね!  笑

投稿: マットシ | 2008年1月23日 (水) 20時52分

初老の兄じゃへ
お〜っ、ひっかかったな!うっひっひ!来るのを待ってたでえ。 わかってるがなあ〜、そんな事。でも引退はまだ早いでえ〜。もうひと遊びせなあかんなあ。まだ50代、洟垂れ小僧や、鼻水垂らして、よだれ垂らして、小便ちびらせ、ひざをワナワナいわせながら、涙目になりながらも、多少心臓苦しくても、遊ばなあかんよ!歳をとったから、長老賢者ぶるのはやめて、アルツハイマーになるまで、(多少入って来とるかな?)頑張らんとなあ、まだまだ行けまっせ!
ちなみに妻には愛想をつかされてるのは元々やけど、息子にはまだ、飽きられとらんがな、まあ、時間の問題やけど、、、これからも(メタボやない!GOAボディやがな。衝撃吸収ボディやって言ってんのに!)
重量級のボディをひきずって、がんばりますさかい、そっちもおきばりやす!

投稿: マットシ | 2008年1月23日 (水) 20時32分

マットシさん お兄さん(それも優しい)いたんですね。文章にも兄弟仲の良さが伝わってきます。 それとア~ア とうとういったんですね氷上サイクリング 無事でなによりでした 私にはちょっと無理かも。すばらしい写真ありがとうございました。

投稿: ピナ男 | 2008年1月23日 (水) 20時08分

kojiさんへ
二度にわたるコメント誠に有り難うございます。
まず、秋元湖での氷上サイクリングは、のんびりと冬の裏磐梯を感じながら、多少のアドベンチャーフィーリングも味わえ、なおかつ自転車にも乗れて、さらにバカになれる僕の冬の風物詩みたいなものになりつつあります。(今年で3年目の遊びです)危険性ももちろんありますが、細心の注意を払いながら乗っております。なるべくスノーモービルの通った近辺を走る事にしています。でもまあ、万が一も想定し、家族と会社の後輩には一応、最後のメッセージを口頭で伝えてから行きましたよ。  笑   
危険な事を安全に遊ぶ、というのが愉しさの原点なのかもしれませんね!

 兄について、ですが、再びのコメントを頂き有り難うございます。そうですね〜、ここで言うのもなんなのですが、兄とは隣りあって家があり、仲良く暮らしております。最近は彼の言う通り、外遊びがめっきり減ってしまいましたが、以前は外遊びの師匠でした。崖を登らせられたり、スキーをやさし〜く教えてもらったり、キャンプでたき火のやり方をならったり、車の運転の上達方法を教わったり、お世話様です、という感じです。これからもお互いに馬鹿〜と言い合いながらもいい意味での刺激を受けながら、遊んで行きたいと思います。kojiさんもお兄様がいらっしゃるのですか、お互いにがんばって年老いた兄を支えて行きましょう!    笑
最後に写真ですが、おほめいただき光栄です。僕の場合、腕が無いのでカメラに頼る事が多いんです、、、FZ18の可能性、、、いろいろな写真を撮れそうで、おもわずこちらも気合いが入ってしまいます。これからもがんばっていろんな写真を撮りたいと思いますので、その際は長い目で見てやってくださいませ。

投稿: マットシ | 2008年1月23日 (水) 19時51分

お兄さんと同じタイミングでコメントを投稿していたみたいで、送信後にはじめてお兄さんのコメントを拝見し、感激のあまり再度のコメント投稿となりました。
お兄さんの愛情のこもったコメントは言うに及ばず、お二人のずっと仲の良いご兄弟ぶりを伺い知ることが出来、心を打たれました。わたしにもとても仲の良い、弟思いの兄がいるので、こうして一言コメントせずにはいられませんでした。

投稿: 再びkojiです。 | 2008年1月23日 (水) 19時05分

おお、なんと圧巻のレポート!
大自然の中でホントに心底楽しまれたのですね。これが無きゃ人生じゃないですよね。でも氷上って危なくないのですか、気を付けてくださいよ。
それから狙いの3枚の写真は本当に素晴らしいですね。時間と量力を熱意が無ければ撮れない写真です。特にわたしは”箕輪山冬銀夜”が好きです。とてもいい目の保養をさせていただきました。

投稿: koji | 2008年1月23日 (水) 18時54分

私の「おまえ馬鹿じゃねェの」は二つの意味があります。
「本当に馬鹿」に使用する場合。もう一つは「それは素晴しい!最大の賞賛」の時に使用します。
我が弟よ今回使用した「おまえ馬鹿じゃねェの」は後者を意味します。
私は齢50歳を超えとても貴方と同じ行動をとることが出来ません。昔とった杵柄にしがみついて細々とそれを小出しにしながら生きていく年齢に入ってしまいました。
遠視(老眼とも言う)で本を読むのもままならず、暗いと言っては家中の電気を付けまくり、走れば足は絡まり目はかすみ、体力的な遊びが今後上達する見込みも無く 仕方が無いので(これはよけいかもしれませんが)美しかった妻と大小真っ黒ケの愛犬2頭に囲まれて小市民的な生活を維持していくだけでアップアップです・・・
それからみれば 妻に愛想をつかれ&子供から飽きられメタボ腹を抱えながらもドンキホーテのごとく大自然にチャレンジしていく貴方はまったくもって素晴しい!!
今後もメタボ中年の鏡となり世間一般で言う「馬鹿馬鹿しいこと」に大いに立ち向かって行くことを期待します。

投稿: 初老の兄貴 | 2008年1月23日 (水) 18時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 本日の 山空街 | トップページ | 過去のアルバムより、、、春待ちの 安達太良山を 巡る旅 麗しき峰 冬空晴れて。前編 »