« 7月3日、、、あれから14年、、、ヒロシとの出会いの巻 | トップページ | 今日は母成にて、練習走行。 »

2008年7月 9日 (水)

7月3日、、、あれから14年、、、船旅の夜は最高なのだ の巻

ヒロシとの出会いが、僕の旅の緊張感を和らげ、そして新たなる出会いを呼んだ。有明の待合室の中で、「3日間、ひとりかな、、、」などと思った事が、幻の様に思えるほどどんどんと友達が出来た。

 まずは、あらためて、ヒロシである。神奈川出身(ど〜みてもそうは見えないのだが、、、失礼〜)全国をバイクで旅する素敵な旅人。昨年石垣島に行った時にハマってしまい、一年間石垣住まい。トラはその時に島の人に貰った犬で、彼の大親友。オートバイのタンクの上で一緒に旅が出来る犬に成長した、、、スゴい! 一旦実家のある、横浜に戻ったのだが、島の暮らしが忘れられず、東京でダイビングの資格を取り、石垣のダイビングショップに履歴書を送り、先方の返事を待たずしてこの船に乗り込んだと言うわけだった。無給でただ、住まわせてもらい、食べさせてもらえばいいというのが条件だそうだ、、、 ヒロシは敬語を使わない。嫌いだから、と言うのがその理由。しかし、彼にはまったく毒気付いたものがなく、さらりとため口が通っちゃうのだ。それどころか、爽やかに、清々しさを感じるくらいであった。これは彼の人となりなのである。会社員を続けていた僕にはスゴく新鮮で、とてもいい勉強になった出会いだった。

 次に、僕の隣のベッドに陣取った、輝利人(きりと)通称きりちゃん 23歳 独身 オーストラリア留学の経験をもつダイバー。オーストラリアは グレートバリアリーフでダイビングの資格をとり、その後レスキューダイバーの資格も取得。留学中はオカダヤ というDFS にてアルバイトの傍ら、せっせと日本人観光客のナンパしまくっていた根っからの”モテモテ男 !!!” 僕の兄の友人にも相当な”モテモテ男!!!”がいるが、その話をすると彼は、「スポーツですよ! スポーツやって体を鍛えると精力もみなぎってくるんですよ!」と、のたまう、、、「う〜む、そういわれてみれば、確かに兄の友人も相当なスポーツマンであるから、納得できちゃうんだなあ」 しかし、そこに女性に対してのマメさ!という重要な要素が加わらないと、モテモテ男にはなれないのだ、、、 きりちゃんはサッパリ系の今風な感じの顔つきに、やたらと人なつこい、、、う〜むこの辺りもモテモテの秘訣なのか、、、

 デッキで写真を撮っている僕をプロのカメラマンと勘違いして話しかけてきた、将太(しょうた)通称 将坊。沖縄生まれで高校から東京暮らし、今回父親がいる沖縄に戻り、沖縄で暮らすという。大学受験に失敗し、これからの事はまだ決めていないのだそうだが、目指すのは、外国航路の船長だそうで、これまた壮大な夢を抱く19歳。彼は飛行機が好きで、こと、飛行機のメカについては非常に詳しく、僕も舌を巻いた、、、その他の面に関しても雑学大魔王であり、何かとスゴい19歳であった。後に僕とは飛行機の話で盛り上がったのは言うまでもない。そして、彼はなんと僕たちとは違う世界、一等客室を利用している事が判明!う〜む19歳の分際で、、、などと唸ってしまった僕たちであったが、(年齢は関係なく、お金の問題、、、)後に僕の神様になる。

その他にも、ヒロシの友人で偶然一緒に乗り合わせた、全国放浪ライダーで、食事に困ると蟻を食う男、賢一、通称アリクイちゃん、なんだかその他にもたくさん集まってきた、、、愉しい時間が過ごせそうなのである。

 夕方、将坊の部屋(一等客室!!)を見せてもらった。部屋はまあ、ビジネスホテルのツインルームと言った感じではあるが、僕たちの2等客室とは大きく大きく、違う。遥かに広く、洗面所付きだ。 「かりゆしおきなわ」は、いわゆる、貨客船である。北海道方面に向かう太平洋フェリーとかの、「きそ」だの「いしかり」とはあきらかに違う。あちらは、立派な客船仕立てのフェリーであり、総トン数も倍以上ある。かりゆしおきなわは、貨物船の一部に、「まあ、人も載せてやるから(載せてやるから、であって、乗せてやるからとは違うのだ、、、)適当に乗ってたらいいさあ〜、」と沖縄弁で言われている感じである。これは、沖縄弁なので、許せてしまうのだが、関西弁で「適当に載ってろや、ボケっ!」と言われたら、思わず胸ぐらを掴みたくなるのである、、、 そんな中で、この一等客室、太平洋フェリーなどから見たら、2等客室クラスかもしれないが、ここでは、もうワンダフォー ルームであった。洗面所の水道は水が垂れ流せる水道だし、(一般の水道は蛇口がボタン式で、ボタンを押している間しか水が出ない、、、という水資源有効活用タイプで、使う方としては結構不便なのだ。)おまけに、ソファーまで用意されているではないか! いいな〜あ、と思う反面、急に現実に引き戻された、、、僕のベッドの上は完全に荷物で埋まってしまっているわけで、寝るスペースがないのであった。通路も潜水艦の通路の様に狭く、とても荷物を置いておけない。夜中にトイレに立った誰かが絶対につまづいて転倒するのは目に見えている。さあ、困った、と、そこへ思いもかけず神様が現れてこう言った。「正さん(ここでの僕の愛称)今晩、ここに泊まりに来ませんか?」 「へ?」 「僕ここに一人だし、もし良かったらですけど、、、」  迷う事なく、お世話になる事にした。かくして、僕のベッドは荷物置き場と化し、僕は晴れて? 一等客室の乗客と化したのである。   その晩は一等客室にオリオンビールをしこたま持ち込み、ヒロシ、将坊、きりちゃん、正チャン(僕)の出逢いを祝した宴が夜更けまで続いた事は言うまでもない、、、

P1090134

かりゆしおきなわから見た夕日。涙が出るほど美しく、胸に染み入る感動の夕日だった。

P1090336

左から、きりちゃん、僕、将坊 ほんとに愉しかった、、、出逢ったその日から旧知の友の様だった。

       =====続く=====      

|

« 7月3日、、、あれから14年、、、ヒロシとの出会いの巻 | トップページ | 今日は母成にて、練習走行。 »

」カテゴリの記事

コメント

portoftko うみくまさんへ
こんばんは〜、うわあ、さっそく来ていただきありがとうございます。嬉しい限りです。
 14年前の旅、本当にいい思い出で、まだ序章ですので、全てを書ききるのは難しいかと思いますが、なんとか、少しずつでも書いていきたいと思います。(途中、他の話題も入っちゃったりしますが、、、)

 ところで、うみくまさんは東京港の近くにお住まいなのですか?? 乗り物好きな僕は、うみくまさんの素晴らしいブログの写真を見ただけで、羨ましいですよ〜。
船ってすごーく大きくって、ゆったりと港の中を進み、そこに出会いや別れのドラマがあり、たぶん、乗り物の中では一番ロマンティックじゃないでしょうか。 そんな海の様子をウォッチできるのは、いい時間の過ごし方だと思いますし、(羨ましい、、、、)記録としても貴重なものですよ。東京港は、羽田に降りる飛行機も見れて、大型の貨物船、客船、その他ものスゴい数の船が見れていいですよね。僕は、カヌーを持っているのですが、ひそかに東京港の中で漕いでみたくて、(危険でできませんが、、、)仕方なかったりしていました。 笑
うみくまさんのところへこれからも、ちょくちょくお邪魔させてください。内陸に住む僕に潮風を分けてください、、、

投稿: マットシ | 2008年7月10日 (木) 22時44分

kojiさんへ
こんばんは、若さの三拍子とは、なるほどさすが感性の鋭いkojiさん。素晴らしい表現ですね〜。う〜む、冒険、旅、出会い。たしかにいい時間でした。でもkojiさんも今現在、まさにこの3拍子を実行してますよね〜。この3拍子があるうちはまだ、若いんですよ!!ね、kojiさん。

投稿: マットシ | 2008年7月10日 (木) 22時30分

マットシさん、早速お邪魔しました。
いいっ!すごくいいっ!羨ましいです。私なんぞは14年前を思い出しても酒とバイト位しか思い出せないです(涙)。
 kojiさんも仰っていますが、まさに「若さの三拍子」でありますね!
 私も14年後には「仕事と船撮り」に明け暮れたことを
思い出しながら美味い酒を飲めるようにがんばらないと・・・。
 続き、楽しみにしてますよ!

投稿: portoftko[うみくま] | 2008年7月10日 (木) 12時07分

冒険、旅、出会い・・・。若さの三拍子みたいな・・・現在の“mattoshiさん”形成にかかわる、いい時間を過ごされて来たのですね。

投稿: koji | 2008年7月10日 (木) 07時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 7月3日、、、あれから14年、、、ヒロシとの出会いの巻 | トップページ | 今日は母成にて、練習走行。 »