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2008年7月 4日 (金)

7月3日、、、あれから14年、、、

今日は7月3日、僕にとってはある意味で記念日である。今から14年前の今日、僕はある決心のもと、南へ向けて旅立ったのだ。目的地の沖縄にむけてオートバイで出かけた一人旅であった。7月3日は14年前に旅たった日なのである、、、

ここに一冊の汚れたノートがある。旅の記録が書いてあるノートだ。毎年この時期になると読み返す一冊のノート。ここにその一部、船の旅をご紹介したいと思う。

 

郡山を出て3時間後、無事有明埠頭に着いた。途中、栃木県辺りでどしゃぶりの雨に降られたが、埼玉に入ると雨は止み、東京は薄曇りでムッとむせかえる様なムシ暑さだ。埠頭にはこれから乗り込む”琉球海運 かりゆしおきなわ”がその巨体を横たえていた。オートバイを停め、プレハブ造りの事務所に入る。待合室に客はまだ数人しかおらず、窓口もまだ閉まっている。気がつくと喉がからからだ。そー言えば郡山からほとんど何も口にしていない。ビールを飲みたいところだが、ぐっと押さえてとりあえずレモンティーの缶ジュースを買う。手荷物の窓口でオートバイの積み込み手続きをして、後は乗客の手続き窓口が開くまで暫しの間暇となった。僕は暇つぶしにウォークマンを聴きながら辺りの人を観察する事とした。

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”かりゆしおきなわ”とわが愛車 トランザルプ。ここから旅がはじまる、、、

 バイクで来ている人も結構いた。5台くらいはいるだろう。旅行といういでたちの人、放浪しているらしい人々、それぞれがそれぞれの表情でムシ暑い待合室にいる。誰も僕には話しかけて来ないし、かといって話しかけやすそうな人もいない。「参ったな、3日間も一人でいるのか」と不安になる。  午後2時頃になると乗客がかなり増えてきた。窓口が開き乗船手続きが始まる。所定の用紙に所定の事柄を書き込み窓口で金を支払う。待っている間に僕の目の前で一人でブツブツ言いながらガイドブックを見ていた女の子がいたのだが、その子の後ろに僕は並んだ。所定の用紙は2枚綴りなのだが、彼女のは一枚が剥がれてしまっていたらしく、それを知らずに一枚の用紙に書き込み窓口へと出したらしい。係員に言われ、また一人言を「ばっかだあ〜あったっし〜!」などと言いながら、戻っていったのが少し滑稽であった。

 手続きが無事済み、またベンチへと戻った。僕の周りには色々な人々がいるようになっていた。犬を連れたベトナム難民風の青年、その周りには見送りに来たのか10人くらいの男女がいて、名残惜しそうに語り合い、はしゃいでいた。  斜め向かいの席には真っ黒に日焼けしたサーファー風の一見、ケバくて俗にいういい女、そしてその友達は対照的に白魚の様に白い肌をして眼鏡をかけた一見女教師風な美人タイプ、彼女たち二人が今回この待合室では、トップクラスだな、などと思いつつ残っていたセイロンレモンティーぬるめバージョンを飲み干す。 二人ともタバコを吸っており、灰皿は僕のそばにあったので彼女たちからはかなり遠い位地にあった。日焼けサーファー風がその長い腕をこれでもかとのばしても届かないらしく、軽くベンチからお尻を浮かせて灰を灰皿に落としていた。自他ともに認める紳士の僕は灰皿を彼女の方へと移動させてやったのは言うまでもない。言っておくが、これは下心でもなく純粋な紳士的行為と受け止めておいていただきたい。灰皿を移動すると彼女たちはたがいに顔を見合わせ、きょとんとしながら二人同時に僕に会釈をした。派手な顔つきをしてたばこをタバコを吸うので内心ヤンキーかと思っていた僕であったが、僕の紳士的下心無し、理想的な青年の行為を理解してくれたかと思うとちょっと嬉しかった。

2時30分、いよいよ乗船の開始だ。初めて船旅なので結構緊張していたが、それよりもバイクから降ろした荷物の重さが辛かった。係員の指示に従って桟橋を走り回る重機の間を縫う様にしてタラップへと走る。タラップを登るのが荷物の重みで痛いほどしんどい。どでかいスポーツバッグにアタックザック、ヘルメット、タンクバッグ、それらを一度に運ぶとあちこちの出っ張りで荷物が引っかかりフラフラしながらの乗船である。さっそうとタラップを登っていきたかったがそれは夢と消え、千葉の行商人のおばちゃんが地下鉄の階段をえっちらおっちらと登る、そんな光景になっていた、、、、、

  こんな感じの日記である。時間がかかるので、今回はここまで、、、また明日以降の配信とさせていただこう。

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コメント

kojiさんへ
記憶力がないものですから、人生のいい場面はできる限り、記録しておきたいのです。中身的にはあまり濃いものではないかもしれませんが、よかったら読んでやってくださいませ。写真の整理中のため、今しばらくお待ちくださいませ。

投稿: mattoshi | 2008年7月 5日 (土) 12時39分

ピナ男さんへ
コメント楽しみにしていただいて、ありがとうございます。只今、写真データーの整理中につき更新が遅れております。申し訳ありません。今しばしお待ち下さい。

投稿: mattoshi | 2008年7月 5日 (土) 12時35分

“mattoshiさん”はとてもいい記録をお持ちですね。人生という流れの中の過去の一点もまた“mattoshiさん”そのもの。後で読み返すというお気持ちがよく分かります。
このブログもまた大切な記録になって10年後、20年後に読み返してみたくなったりするんでしょうね。

投稿: koji | 2008年7月 5日 (土) 00時37分

次回配信 たのしみにしてますよー マットシさん。
こういう読み物風の好きであります。

投稿: ピナ男 | 2008年7月 4日 (金) 23時48分

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