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2008年9月16日 (火)

沖縄一人旅、、、あれからすでに14年、、、那覇上陸、そして別れの巻。

さて、とんとお話が停まってしまった、沖縄一人旅のお話である。 前回は、中年変態ガキ親父、登場とその顛末をお伝えしたのだが、今度は実際の沖縄、、、この辺のところをお伝えしよう。夏があったのかなかったのか、分からなかった今年。沖縄の青、白、を見ていただき、すこ〜し、夏を感じてもらえれば幸いである。

那覇に到着したのは、東京を出てから2日目の午後2時頃だった。ここでキリちゃん、将坊、美佳チャン、美帆チャンとお別れだ。僕たちはこのまま かりゆしおきなわに乗り、石垣島へ向かうのだ。荷の積み降ろしで、石垣に向けての出航まで6時間ほど待たされる事になった。僕は「せっかくだからみんなで飯を食べよう」と提案。さよなら会もかねて、、、 一同の賛成を得て、みんなで那覇市内に繰り出す事にした。とりあえずみんなで下船。船からターミナルまでは結構遠いから、送迎のバスが用意されている。僕らはその送迎のバスでターミナルへと向かう。

ターミナルに着くとすぐに、Yシャツを着た日焼けした顔のおっさんがごっつい体を左右に揺すりながら、近づいてきた。まるで怪獣ピグモンのような、または、沖縄名物シーサーの様でもある風体である。 「あんたら〜 市内に行くんか〜あ?」と少し間延びしながらも、早口言葉のようにまくしたてる。「えっ? ああ、そうだけど、、、」と応えると、「そんなら〜送っちゃルキ、乗ってかん?」 どうやら、タクシーの運ちゃんのようだ。「まだ、全員揃ってないんだ」一度目のバスには、ひろしと将坊が乗っていなかった。「人数、何人なんね〜?」矢継ぎ早におっさんは聞いてくる。”うるさいなあ〜 ”と思いながらも、紳士的に応えていると、キリちゃんがいきなり叫んだ!「あっ!! おれ、車、忘れてきた!!」 なんともでかい忘れ物である、、、っていうか普通、忘れないと思うのだが、、、 キリちゃんは慌てふためき、アタフタしながら、船に戻って行った。港へはキリちゃんの彼女が迎えに来ているようだが、僕らは面識がないのでどの子なのだか、まったく分からないし、あいかわらず、ひろしと将坊の姿は見えないし、メンバーはバラバラ状態なのである。しかし、傍らではピグモン運ちゃんが急かすように、「ええっ、いつになったらあー、あつまんのおーっ??」と気をもんでいる。困った困ったの状態である。  結局、30分近くかかってやっと全員が揃った。しかし、将坊は父親が迎えにくるとかで、一足先にお別れになった。 ピグモンの運転するタクシーを先頭にキリちゃんと彼女が乗る軽自動車、ミラが後ろを走ると言う事で話がまとまり、市内のソーキソバ屋へと向かう事になった。 車中では、話し好きのピグモンが何やかにやと、ひとりで騒いでいる。まあ、これはこれでかなり面白く、キリちゃんたちを振り払うかの如く、車を飛ばす。後にも先にもこんなに飛ばすタクシーは乗った事がない。 「何やっとんじゃ、ありゃ、どこの車だあー?」 「大宮だよ」「大宮あ〜? まったくこれだから、東京もんはトロイんじゃ」などといいつつ、飛ばす飛ばす。キリちゃんの車は軽自動車であるが上に、家財道具一式を積んでいるからスピードが出るわけがない。 「おっちゃん、あの車 荷物をいっぱい積んでんだよ」「ああ、そうか。」ピグモンは少し納得したようだったが、タクシーのペースはあまり変わらない。沖縄独特の言葉でまくしたてるピグモンに我々は爆笑しながらも、なんとかキリちゃん共々、目的地のそば屋に到着。ピグモンは、「んじゃあ、今度は迎えにくるからさ〜あ」などと不適な笑みを残して、ワタワタと帰って行った。一同少々、茫然。すごい商魂だ。

 店に入り、キリちゃんの彼女を交えて、みんな自己紹介。そして別れを惜しむかのように、でも沖縄の太陽の如く、明るい会食。なんだか、一昨日に知り合ったとは思えない、みんな昔からの友人のようだった。愉しい会話だと、あっという間に時間が過ぎる。一時間ほどすると、入り口の自動ドアが開き、場の雰囲気もへったくれもなく、ピグモンがどかどかと店内になだれ込んで来た。「さあ、いこうか〜あ」 、、、、、一同 うなだれる。

 ちょうどこの日は、インディペンデンスディ。アメリカの独立記念日であった。嘉手納基地は一般に開放されているという。ぜひとも見たかったのだが、道が混んでいて、出航時間まで間に合わない可能性が高いので、なくなく諦める。 キリちゃんと彼女とはここでお別れする事に、、、記念に店の前で記念写真を撮った。もちろんカメラマンはピグモンである。

 キリちゃんたちとの別れを惜しみつつ那覇新港へと戻る。美佳チャン、美帆チャンは万座の先の”サザンドリームス”というリゾート感たっぷりの名前のペンションに向かう。またしてもここでお別れだ。再会を期して、、、 乱暴にUたーんして立ち去るピグモンタクシー。そして大きく手を振り見送る、二人と一匹なのであった。 入道雲が四方八方に湧き立っている、94年7月4日夕刻の那覇であった。

 ターミナルへ戻り、ひろしから2冊の分厚いノートファイルを見せてもらった。あいだみつおの詩集をひろし自らが写経のように写し書いたものだった。様々な詩が筆字で書いてある。ベンチに座り読んでみる。旅の別れの寂しさも手伝ってか、とてもリアルにあいだみつおの詩が身に染みる。たぶん日常の生活では感じられない感覚なのだろう。

その時、僕にはこの詩が一番、身に染みた。

 

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   あいだみつお  にんげんだもの より

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コメント

kojiさんへ
こんばんは〜。ナイトランお疲れさまでした〜
なるほど〜お、女子、、、ですね〜。う〜ん
可愛かったですねえ〜。うん、、、可愛い子たちでした。もうみんな結婚して、お母さんになっているでしょうけど・・・。
色褪せない想い出の理由のひとつかもしれません。smile
旅、、、しかも貧乏船旅っていうのが、ものすご〜く愉しいものでした。出逢えた連中が最高だったから、、、そして、沖縄のあの抜けるような大空と海。人間としての生き方、みたいなものを考えさせられた時間でした。沖縄への旅、、、ああ、いつかまた、行ってみたいものです。

投稿: マットシ | 2008年9月18日 (木) 02時24分

いつになっても色あせることのない、とてもいい想い出なのですね。写真を見て納得しました。みんなとても可愛いいい娘達です。

投稿: koji | 2008年9月17日 (水) 20時49分

ラフティングGOGO!さんへ
ようこそいらっしゃいました。そしてコメントいただき、ありがとうございました。
こんな、ブログですがよろしかったらまたおいでになってください。
沖縄の旅については、14年も前の事ですがあえて書いたのは、この時にあった誰か、とまた会いたい、、、(音信不通の人も多いので)そんな思いもあってからなのです。
 ところでラフティングGOGO! さんはやはり、お名前の通り、ラフティングGOGO!なのでしょうか??

投稿: マットシ | 2008年9月17日 (水) 07時12分

ピナ男さんへ
おはようございます。コメントありがとうございます。そうですね〜。本当に良い想い出です。僕的には今までの人生では一番大きな旅でした。今はもうなかなか行けなくなってしまいましたが、沖縄中毒患者になってしまい、94年、95年、96年 と立て続けに訪問しました。
顔がほっそりしていたのは、完全無欠の事実。顔どころか体つきだった、、、なぜに今は、、、、、。catface
もっと自転車乗らないといけないですね。
続編、書いて行きたいと思いますので、宜しかったらまた読んでください。

投稿: マットシ | 2008年9月17日 (水) 07時06分

たまたま寄らせていただきましたが、ついつい読み耽ってしまいました。
coldsweats01

投稿: ラフティングGOGO! | 2008年9月16日 (火) 22時52分

少し変色しかかってるカラー写真が良い味を出してますね。みんな若い。マットシさんも当然若い。女の子たちも当然若く美しい。青春の一ページですね。あれっ!?マットシさん お顔がほっそりとして・・・なんてことは言いませんよ 私は。いい思いでつくられましたね。続編をお待ちしております。

投稿: ピナ男 | 2008年9月16日 (火) 22時21分

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