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2008年10月5日 - 2008年10月11日

2008年10月 6日 (月)

安積国造神社の秋祭り、三日目。

9月29日、お祭りももう、最後の日を迎えてしまった。速い、時の流れが速すぎる、、、

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午後2時過ぎに、神社の御神輿様が実家にやってきた。神社では、氏子の家々をこうやって廻り、お祓いをしてくださる。僕の実家にも年に2回、安積国造神社の御神輿様と総産土神社の御神輿様がこのようにお祓いに来てくださる。時間が許す限り、僕もお祓いを受けるようにしている我が家の伝統行事。

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今日は山車の昼間の巡行はない。しかし、早めに山車の準備をする。昔と違って、人手が少ないので、時間を有効に使わなければならない。今日は御輿の準備もあるので、大忙しなのだ。

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山車には提灯も上げてしまう。これをしておけば、夜の準備は万端! ロウソクは黒ちゃんが交換済みなのである。

今年の御輿は上町からの出発である。上町と下町は一年ごとに交代で御輿の出発地となる。 ここでいう上町とは安積国造神社の表参道( 郡山市中町の現JTB郡山支店の脇の道である。 )を境にして、江戸に近い南側を上町という。その逆に江戸に遠い北側を下町と言う。昔は(江戸時代)この上町と下町は事あるたびに、ライバル意識をむき出しにして度々喧嘩もしていたのだという。  ここで、ちょっと寄り道をしてこの辺りの事や、このお祭りの歴史を少し見てみよう。    記録によれば、文政九年(1826年)、上町と下町の若者同士による最大の大喧嘩があったらしい。 以前にもこのブログにて少し書いたのだが、この時の大喧嘩は半端なものじゃなかったらしく、逮捕者102人もを出す大事件だったそうだ。逮捕者の中には町年寄り、や検断、目付といった町のお歴々が含まれており、かなり厳しい処分がくだされた。首謀者は所払い(領地追放)であったそうで、お祭りにおいての喧嘩が原因で、故郷を追放されてしまったのだから、なんともいたたまれないのである。そして、この時に上町の大屋台が壊されてしまったらしい。  ここで注目したいのは、今から182年前に立派な大屋台(太鼓台山車)が二基、郡山宿に存在していた事である。現在の形になってからはまだ日が浅い?が、もともとこのお祭りが二本松と一緒の山車文化であった点、本一講としてはここを大事にしていきたいのである。  

 事件と言えば、こんなエピソードも、、、    今から数年前に、本一講にとっては、大きな大きな事件が起きた事がある。それは、神社での祭事部長会議で他町会の一部の年寄りが放った一言からはじまった!  「 9月28日の夜は山車祭りなのだから、29日の夜の御輿還行には山車は邪魔だから駅前大通り(お祭り広場)への入場は遠慮してほしい! 」 というものであった。元々、山車と御輿両方を持っている町会では、人的にも経済的にも厳しい負担が求められるため、29日には神輿だけを出そう、という考えの町会が増えてきていた。我らも同じ立場ゆえ、内情はお察し申し上げるが、そこをなんとか踏ん張ってほしいものであった。各町会になんとなく消極的なそう言う雰囲気があったため、この提案に反対する気骨ある町会は特になく、なんだかあっさりとそういうことになってしまった。若連会長が帰町し、この事が報告されると、若連たちはもう蜂の巣をつついたような大騒ぎになってしまった。まあ、もちろん僕も大騒ぎしていたのだが、、、 支部長、祭事部長、若連会長、若連副会長(当時の僕) 若連、全員が猛反対!!協議の結果、支部長が神社に本一は山車を出す!! と申し入れをした。結局、神社では本一講山車のお祭り広場への入場を認めた。  まあ、我々も子どもじゃないから、お祭りを仕切る宮本の役員と打ち合わせ、御輿の邪魔にならないような運行方法をとる事にした。まずは、午後6時、山車はお祭り広場に向けて出発。そしてお祭り広場に到着すると6時30分を待って通行止めとなった大通りに入場。そして、駅前大通りを一周し、柏屋本店前にてお囃子を奏でる。7時を過ぎると御神輿が続々と広場に入場してくる。それを提灯の灯りとお囃子でお迎えする。全部の町会の御輿が入場すると最後に神社の御神輿の露払い役、大一講中が入り、最後に神社の三基の御神輿が宮本若連の手によって担がれて入場。本一講の山車はそれを合図に駅前大通りから退出し、表参道入り口付近に移動する。そして、御輿が表参道を通って神社に還行するのをお見送りするのだ。 結局この年、お祭り広場に入場した山車は本一講たったの一台。御輿が入ってくるまでの間、お祭り広場は閑散として、ただ多くの観客がぼ〜っと待っている寂しい光景だったそうだ。(その光景はまるでお通夜のようだった、、、と宮本の若連さえそう思ったそうだ。) 僕はこのとき、御輿についていたので分からなかったが、山車についていた人の話によると、相当にお寒い状態が続き、本一講の山車が何とか場を持たせたような感じだったそうだ。 やはり、山車の提灯の灯りとお囃子、そしてそこに御神輿があって、郡山のお祭りなのだ! と僕は強く強く思う。

つい、寄り道をして余計な事を書いたが、我ら本一講は、ここまでこだわる、祭り大好き、祭りバカ集団なのである。

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午後6時、本一講の山車は、お祭り広場である駅前大通りに向けて出発した。見えている提灯は、右から中町、本一講、そして、向かってくるのは粋連の御輿。

御輿は山車より一足先の、午後5時30分に祭典事務所を出発し、町内を巡行し、上町にある割当られた場所を目指す。今年の順番は大一講中の一つ前。つまり、町会の全御輿の後ろから二番目である。まあ、この順番は毎年ローテーションで巡ってくるから仕方がない。 今年の29日は月曜日という事もあり、御輿の担ぎ手がどれだけ集まってくれるか、心配であったが、昨年と同じ顔ぶれがニコニコと、満面の笑顔で集まってくれたので、御輿の人手もなんとかなって、ホッと胸をなでおろしながらの巡行である。

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今年もありがとう! 

上町で大一講中の前に陣取ると、しばし待つことになる。全町会の御輿が所定の位置に収まる頃、宮本の若衆が一斉に神社から走ってくる。神社の御神輿様は先に三菱電機郡山工場近くに運ばれており、宮本若衆は走って御神輿様を迎えにいくのだ。神社の御神輿様は三基あるので、若衆の数も相当の数である。我々は、他町会の御輿同様、拍手とワッショイのかけ声で宮本若衆を迎える。 宮本若衆が走り去ると間もなく、禰宜様がお祓いをしながらやってくる。お祓いが出発の合図である。我らもお祓いを受ける、僕はすぐさま、「本いちーっ! じゅんびーっ!!」と号令をかける。担ぎ手はみな、機敏に担ぎ棒に肩をいれる。 「 おら、いくぞーっ! 」 と気合いを入れ、「 ワッショイッ 」とかけ声の先槍を入れる。

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我が実家前を通過。本一の軒提灯が御輿を迎える、、、、、 

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本一旗場前を通過。  「 声だしてけーっ!!! 」

旗場の迎え側にある、割烹 直木( すぎ )の前にはおやじさんとおかみさん、がにっこにこ、満面の笑みと拍手で迎えてくれた。

直木=『 いつも町会の会議や忘年会でお世話になっているワが町会の集いの場。ここのきりたんぽ鍋は絶品!! 郡山一の旨さである事は間違いない!』   そして、今回見慣れたおかみさんの顔の脇に、ニコニコ顔がもうひとつ。おーっ!君は〜!

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直木の息子、Yくん。顔を出すのは何年ぶりだい?たしか小学校卒業以来??  いつも おかみさんには息子を祭りに出すように!と強く要請!? してきたのだが、今までは仕事の関係で郡山を離れてたため、会う事は出来なかった。郡山に帰ってきたそうなので、顔を出してくれたのであろう。来年はぜひ、祭りのメンバーに迎えたい。こうやって一人、又一人と、本一に帰ってきてくれるのはとても重要な事であり、この積み重ねによって町会、そして、祭りも賑やかに出来るのだ。「来年は出ろよ〜!!」と声をかけると、照れながら何度も何度もお辞儀してた、、、いい笑顔だ。

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表参道前を通過する。まもなくお祭り広場だ!

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ピースサインは、ますみちゃん!かわいいね〜。っておいおい ちゃんと担げよ〜。

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男衆は、キツそうである。がんばれ! 声だせ! 気合いだーっ!!

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お祭り広場入り口には、山車組の正典さんの姿が! 待っていてくれた。嬉しい出迎えである。

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そして、宮本の皆さんが整理のために、通り中央に陣取っている。ご苦労様です、、、

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通りに入ってすぐ右側には、本一の山車が陣取っている。我らの後、大一講中と宮本が担ぐ、神社の御神輿様 3基が入場すると、本一の山車は大通りを出て、表参道前にて、方向転換。そして、神社にあがる各御輿の足元を提灯で照らし、お囃子で賑やかにお見送りするのだ。

ここで、御輿は宮本にお願いして、コース変更し、早く表参道に行けるように、手配りをしてもらう。そして、参道前の山車と一緒になる事が出来、まあ、盛り上がる事盛り上がる事、、、

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お祭り広場にての様子は、動画サイトに出品してあったものがあったのでお借りした。良かったら、見てみてほしい。 提灯を持ち、御輿を抑える僕の姿も、、、

こうして、御輿は表参道から国道4号線を渡り、神社へとあがる。境内にてお祓いを受けると、さくら通りを下り、再び4号線を渡り、お祭り広場に帰る。お祭り広場を半周し、町会へ向けて、帰っていく。宮本と大一講中の御神輿は遅い時間まで、境内にて、もんでいるらしい。 祭典事務所がある、ショッピングパークに帰ってくると、聞こえてきた!! 本一の澄んだ、そして甲高く、乾いた太鼓が、、、今年もまた、お囃子で迎えてくれていた山車。有り難くもあり、嬉しくもあり、ああ、この町会に生まれて良かったなあ、と心から思うのである。 御輿を下ろし、一休みする間もなく、さあ!ひとしきり、山車の前にて盛り上がってしまおう!これが、本一。これが秋祭り。再度言おう、、、この町会に生まれて良かった。な、真之介!

そうそう、今宵は二本松ちょうちん祭りの最終日。見に行こうか!と思っていたのだが、時間が遅くなってしまい、断念。仕方がないので昨年撮影してきたビデオを肴に、日本酒でひとり乾杯。ああ、いいなあ〜。二本松。大人の祭りだなあ。 二本松は武家の祭り、郡山は商人の祭り。格調高く男気のある二本松。賑わいと華やかさの郡山。どちらもいい。今週末は福島の稲荷神社秋季例大祭、そして本宮市や大玉村などもこれからだ。秋が深まっていく。祭りが過ぎ去っていく。今年も残りわずか、、、、、 楽しまなきゃ。

 

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