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2008年1月27日 - 2008年2月2日

2008年1月31日 (木)

過去のアルバムより、、、春待ちの 安達太良山を 巡る旅 麗しき峰 冬空晴れて。後編

過去のアルバムより、、、        後編

前編では旧グリンピアまでの行程を紹介したが、その先のお話である。

***前編も同様でしたが、写真のサイズがブログとうまく噛み合ず、強制的に縮小しているので全体が写っていません。申し訳ありませんが、写真をクリックしていただければ写真全体が鑑賞いただけます。よろしくお願いいたします。***

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グリンピア入り口付近にてたたずむファンカ。

さて旧グリンピアを後に県道を北上し、国道115号線方面へ向かう。放牧地が道路脇に広がり、雑木林があちこちに点在する中をドライブ。気持ちがいい道である。しかし、安達太良山のその姿は視界から消える。ちょうど真横に勢至平や僧悟台という安達太良連峰の中腹の山々がある。しかし、連峰への距離が近すぎるため、鉄山や箕輪山の姿は見えない。しかし、逆に東側に目を転ずると、まず目に飛び込んでくるのは、山頂にアンテナ群が並ぶちょっと痛々しい山。笹森山だ。

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アンテナいっぱいのせた笹森山。ハリネズミのようである。福島市街地を臨むには絶好のポジションであろうことは想像に難くない。保守用の道があるはずなので一度は訪れてみたいと思っているのだが、、、。

さて、正面に見えて来たのは、福島市の方々のシンボルマウンテン、そう吾妻連峰である。これがまた素晴らしいのだ、山脈という見地からみれば、吾妻と安達太良はつながっているのであろうが、山塊としては別物で、連峰としてそれぞれが独立しているようである。福島県民として、この吾妻、安達太良が存在する事はほんとうに誇りに思う。たおやかで優しい山容でありながら、実は一方で非常に荒々しい、荒涼とした一面も持ち、いい山々なのだなあ〜と思う。西吾妻などは、自転車でスカイバレーに行く時によく見るので、僕的にも非常に親近感があり、優しい山容が天空にあるオアシスのような感じがして好きである。 

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吾妻連峰をのぞむ。吾妻小富士の姿もくっきりと、、、

前編にも書いたが、北の方角を見ると宮城蔵王の雄大な姿がどっしりと構えている。これはまた、素晴らしいのであるなあ〜。なんとも贅沢な気分である。安達太良連峰を見て、吾妻連峰を見て、蔵王連峰を見て、東に阿武隈山地を見て、空は晴れ渡り、、、  しかし、若い時には山を見てもここまで感動しなかったのに、なぜにここまで嬉しくなるのであろうか?これはやはり、歳を撮ったという事なのか、、、きっとそうなのだろうなあ〜。とちょと切ないような、すこし嬉しいような、複雑な心境である。

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素晴らしい宮城蔵王連峰の姿である。押しが強く迫力がある様がいい。

国道115号線に入ると安達太良はほとんど見えなくなってしまった。道は安達太良連峰の最高峰である、箕輪山をトンネルで貫いて走り抜ける。トンネルを抜けるとそばに、箕輪スキー場がある。箕輪山の北側には安達太良連峰最北端の山、鬼面山がどっかと腰をおろし、まるで吾妻ににらみを利かせているかのように、険しく聳えるのである。

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箕輪山。標高1728㍍、安達太良連峰の中で最も高いのである。ちなみに安達太良山は地図によって1700㍍だったり、1699㍍だったりするのだが、最新の国土地理院の地図によると、 1699、6㍍となっており、わずか40センチであるが、1700㍍に届かない。今度行ったら、40㌢分の石を積み上げて来ようか、、、と思ってしまうのであるが、もしほんとうにやったら、叱られるのであろうか??

国土地理院の安達太良の地図はこちらから、、、    http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=56403250

115号線から道を逸れて、野地温泉方面に向かってみた。野地温泉、鷲倉温泉、赤湯温泉と、この地域には秘湯が連なる。安達太良にはその他にも岳温泉、奥岳温泉、塩沢温泉、沼尻温泉、などの温泉がある。ちなみに鷲倉、赤湯の両温泉は土湯温泉などと同じく、吾妻山系の温泉になるらしい。あらためて考えるまでもないのではあるのだが、吾妻、安達太良ともに火山なのであり、地下にはマグマが蠢いている証しである。

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国道115号線から見た、箕輪山(中央)と鬼面山(右端)。これが安達太良の北端となる。

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土湯峠付近より、福島市街地をのぞむ。福島市は典型的な盆地であり、あちこちの山から眺められる。

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国道を離れ、野地温泉へと向かう道は、完全なる圧雪路。こういう道のドライブが大好きである!!ひゃっほ〜 正面が鬼面山である。

夏は車が楽にすれ違えるのであるが、冬になると道路脇に積もった雪に道幅が狭められて、すれ違うのが困難な道幅である。気温が低いので、タイヤのグリップ力も適度にあり、楽しいスノードライブが堪能できる。道は曲がりくねりながら、どんどん標高を上げ、山奥へと誘う。

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東側の視界は常に開けている。すばらしき眺望である。道は箕輪山、鬼面山の中腹の山肌にへばりつくように造られているので、近過ぎて山頂の姿はなかなか見えて来ない。

20分ほどで野地温泉に到着である。宿は一軒だけ? あっ奥にもう一軒あった。が、看板には新野地温泉と書かれている。ということは手前が元祖で、奥は本家、みたいなものであろうか?なぜか温泉地のまんじゅう屋さんとか名産の土産物屋に多いのである。元祖と本家、、、ここの場合は”新”野地温泉がわたしたちが後で出来ました」、と正直に言っているので良心的であるなあ。

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野地温泉からのぞむ鬼面山。山頂がすぐ近くに感じる。名前の通り、ちょっと不気味な表情。

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温泉の脇に、噴気口があった。すざまじい勢いで蒸気が吹き出している。

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源泉がすぐそばにあり湯気が温泉という感じを演出する。

ここまで来たのだから、温泉でひとっ風呂浴びて、、、と思われるかもしれないが、僕は日帰り温泉というのが大嫌いなのである。なぜならば、逆に疲れてしまうので、そもそもお風呂というのは疲れるものだそうである。疲れたところを布団に入るのでぐっすり眠れるのである。しかし、日帰り温泉では、お風呂でリラックスして、疲れたのにまた移動して帰るなんて言うのは、全然ナンセンス〜なのである。ビールを飲みつつ泊まれるのだったらおおいに素晴らしいのであるが、、、 というわけで温泉には目もくれずに次の行程に向かおう。

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鬼面山にふたたび差しかかったところ、逆光の山に虹がかかっていた。ちょっといい感じ。

再び国道115号線にもどり、土湯トンネルを抜ける。トンネルを抜けるとすぐに箕輪スキー場である。プルミエール箕輪という高級感たっぷりのスキーリゾートホテルがあり、以前は秋篠宮様、(だったと思う。)もお泊まりでスキーをされたりした経緯をもつのだが、最近はスキー客が大幅に減少して、つい最近もちょっと覗いてみたのだが、(平日だから仕方が無いか)ガラガラの状態であった。そういえばガーラ草津なんていうスキー場もあったが、あそこがガラガラだったら、”ガラガラのガーラ”になってしまうのか・・・  まあ、どうでもいいのだが。

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箕輪スキー場付近より仰ぎ見る箕輪山と鬼面山へと連なる稜線。

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箕輪山頂上付近、寒そうである スノーモンスターが林立している。

さあ、土湯トンネルを抜けると、安達太良連峰の西側に出る。ぼくがいう 裏安達太良である。 こちらからの眺めはまた全然違ったものになる。表安達太良は、たおやかでやさしい山塊なのだが、裏側は沼の平という爆裂噴火口があり、荒々しい一面を見せてくれる。

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トンネルを抜けると道は沼尻温泉、猪苗代町へとむけて下り始め、正面に磐梯山もその姿を覗かせ始める。

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昔ながらの”ドライブイン”昭和を感じるなあ。こういうのは絶対になくしてはいけないのだ!

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沼尻まで一気に下る。沼尻スキー場から安達太良をのぞむ。船明神山がのぞまれる。

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ここらへんで夕暮れになってしまった。沼尻から磐梯山を振り返る。

沼尻温泉から、母成グリーンラインを通って郡山へと帰投する事とする。しかし、母成に入ってしまうと残念ながら安達太良を眺める事はほとんど出来ないのだ。というわけでレポートはここで終わりである。おつき合いいただき有り難うございます。

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秋元湖からの裏安達太良。この姿が大好きである。

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夏の写真で、、、 磐梯吾妻スカイラインより見た、安達太良連峰。こうやってみるとなんだか分かりやすい気がしたので載せてみた。まさに山塊!

こうやって一日、安達太良を眺めてみて、あらためてその豊かな表情の一端を垣間見る事が出来たわけだが、ますます、その魅力に魅入られてしまったのであり、今年はまた、なにかしら安達太良にお世話になりたい僕なのである。たぶん奥岳から登って、箕輪まで縦走というのがいいかなあ〜。安達太良山頂からご来光を眺めるのもいいなあ、頂上でビバークして、、、あとは息子祐太郎と一緒に山頂に立つ事も今年の目標。自転車?う〜ん連れて行けたら、連れて行こう!

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2008年1月29日 (火)

過去のアルバムより、、、春待ちの 安達太良山を 巡る旅 麗しき峰 冬空晴れて。前編

今日は一週間ぶりの休日であるが、いまひとつ気分がのらず、お出かけは無しである。 自宅でのんびりDVD鑑賞。う〜ん不完全燃焼な休日である。午前中は少し霞みがちだった安達太良山も今、部屋の窓から見てみたら、完全なるクリアインサイト。しかし、これから(午後4時)出かける事も出来ず。 というわけで過去のアルバムから、安達太良山について。

過去のアルバムより、、、

2007年2月6日、振替で休みだった。ふとした思いつきから、安達太良山をぐるりと一周する小旅行に出る事にした。郡山市から見る安達太良山は左に和尚山、右に安達太良本峰、と双耳峰に見えるが、本宮市、大玉村、二本松市と移動すると、その見え方は当然ながら変わってくる。僕個人的には、見慣れた郡山の眺めもいいのだが、本宮以北から見る連峰の姿が大好きである。いろんな角度で安達太良山を見てみたい!ということで、車であちこち移動しながら、パチりの旅に出発したのである。  まずは郡山市からの眺めである。

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郡山から眺めた安達太良山全景。左側の峰が和尚山。右が安達太良山、和尚山の左奥に吾妻の一部が見え、安達太良のちょっと下には薬師岳の姿も見て取れる。 (ソースの関係で写真は今年の撮影)

ドライブコースはまず、本宮町を目指す。安達太良山の麓、本宮町に大名倉山がある。山頂付近にNTTの電波中継塔があるのですぐわかる。郡山の夜景が見える隠れスポットでもある。(知っている人も多いかな)ここからは安達太良山はもとより、東の山々もまるっと見える素晴らしきポイントである。

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安達太良側から見た大名倉山のシルエット。。電波塔があるのが名倉山、右側の一番高いのが大名倉山である。名倉山へは電波塔の保守の関係で自動車で上って行ける、大名倉山へは徒歩で15分ほどで登れる。

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そしてその大名倉山頂上から見た安達太良山である。素晴らしきかな、、、本当にいい眺め。

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大名倉山より名倉山を経て本宮市、遠くは阿武隈山系をのぞむ。

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北側をズームしてみると、好天のため、宮城蔵王山系がよく見えた。後でまた紹介するが、手前の山の上にある建物は、あの”社会保険庁”が年金で建てた旧グリーンピアである。

さて、場所を移動しよう。大名倉山を降り、林道で蛇の鼻遊楽園のそばにぬける。そしてそこから大玉村方面へ向かう。大玉村は安達太良山の東にある小さな村である。 http://ja.wikipedia.org/wiki/大玉村 大玉村からも安達太良山の写真を撮ってみた。

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郡山や大名倉山から見た安達太良山とは趣が変わってくる。和尚山と安達太良山の位置関係がお分かりになれるだろうか?南北にのびる安達太良連峰がその優美な姿をあらわす。

大玉村から岳温泉に向かう。岳温泉は安達太良山が火山だと実感できる温泉、安達太良の地下に蠢くマグマを熱源としている。僕も小さな頃は毎年かならず祖母に連れられて泊まりにくるのが恒例だった。遠く奈良から従兄弟たちも集まり、とても楽しかった子供の頃のいい思い出である。 http://ja.wikipedia.org/wiki/岳温泉

岳温泉のそばには安達太良カントリークラブというゴルフ場がある。ゴルフ狂だった私の父親も以前たしか会員だった。眺めがいいと聞いていたので、ちょっとお邪魔してみる事にした。駐車場に車を停めて安達太良を仰ぎ見ると、、、言葉にならない絶景である。こんなにも美しい山だったのかと改めて感激。

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大玉村よりもだいぶ標高が高くなって来ているので、またしても山容が違って見える。たおやかにそして雄大で偉大な姿の安達太良連峰。

あまりにも絶景なのでしばしの間、見惚れていた。天気もいいので最高の時間を過ごす、しかし、先を急がねばならない。まだまだ道のりは長いのだから、、、

次に向かったのは、あだたら高原スキー場である。岳温泉を抜け、安達太良山に登る感じで道は続く。標高がどんどん高くなる。このあだたら高原スキー場は安達太良山の一番メジャーな登山道入り口にもなっており、最近は夏場でもゴンドラが薬師岳まで運行している事もあり、気軽に安達太良登山が楽しめるようになった。

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暖冬といえども雪はしっかりと積もっていたスキー場。関東から中学生がスキー合宿で訪れていた。いい思い出をつくって行ってほしい。

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ゴンドラの山頂駅、薬師岳山頂までゴンドラで一気に登って行ける。

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あだたら高原スキー場と安達太良山。

お次のポイントは、先ほど、大名倉山から見た、旧グリンピア。今は老人介護施設として民間に払い下げられているようだが、その遺構を見ながら、その往時を偲び、安達太良を眺めてみた。

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メインの建物は温泉保養付きの老人介護施設となったが、屋外の施設は残骸となっている。バブルの頃の遺物であり、私たちの年金を湯水のごとく使っているだけあって豪華な施設であった事が伺い知れる。場内をミニ列車が走り、スカイサイクリングもあり、なんて贅沢な無駄、、、でも僕的には嫌いじゃない。今からでも動かせないものだろうか??

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スカイサイクリングである。実際のここでの名前はスカイモノレールかなんかだったらしいが、、、  空中につくられたレールの上を自転車のような乗り物で移動する。安達太良を眺めながら踏み込むペダルは、さぞかし気分が良かっただろうなあ・・・

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ミニ列車の客車はそのまま放置されていた。かなり立派なものである。もったいない、、、

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本物と変わらない踏切。

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ぼくはこういうのに弱い。涙が出そうになってしまうのだ。なんだかこのシーソーが哀れでならないのである。往時は子供達が楽しい歓声をあげていたのだろうな、、、今は訪れる人も無く、ひっそりと、ただ、ひっそりと己が朽ちるのを待っている・・・

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かなしい気持ちになるのだなあ、、、なんだかわびしい。しかし、安達太良連峰はそこに圧倒的に素晴らしく、飽くまで凛と、たおやかに、美しく、麗しく、そこにあるのである。

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安達太良連峰の全景。

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安達太良山、薬師岳、矢筈森、馬の背、鉄山、篭山などが臨まれる。

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安達太良山頂(乳首山と言われるゆえんがよくわかる) 手前にゴンドラ駅が見える(薬師岳)

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郡山遠景。かなりきついが、ビッグアイの姿が霞んで見える。

安達太良、僕の周りにもどの峰が安達太良山なのか、よくわかっていない人が多い。僕らの街、郡山の北の端が安達太良山頂だという事を知っている人も少ない。残念な事である。でも安達太良は安達太良、、、活火山であり、標高1700㍍。奥羽山脈の南端の百名山。智恵子が愛し、光太郎が恋した山。その山の上にはほんとうの空が広がっているという。そんな姿が僕は大好きである・・・

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                 =後編へ続く=

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