磐梯山、遅刻が響き残念無念。リベンジ誓った秋の休日。
昨日、一昨日と連休だったが、一日目は、疲れが抜けずどんよりと過ごしてしまう。あ〜もったいないもったいない、、、 二日目。天気もいいし、さあ!! 裏磐梯へっ!いざ、あっしゅつじ〜ん!!! と張り切りたいところであるが、気が乗らない。実は足を負傷中なのだ。それも足裏のため、歩行がキツい。事はお祭りにまで溯るのだが、地下足袋が足に会わなかったのか、足裏にいくつもの”まめ”が出来てしまい、それがつぶれて痛くて仕方がなかったのである。やっと治ったかと思われたのだが、今度は足裏がガサガサに乾燥してしまい、ついには皮膚がパックリ割れてしまった。ひび割れとかあかぎれとか言われるアレである。いやはや、痛いのなんの、、、それで遊びにも気が乗らないのだ。
そんなことで、気が乗らないので出かけるのが遅くはなるし、何をして遊ぶかを決めかねているし、なんだかとても中途半端な、モヤモヤした休日。檜原湖を一周するか、スカイバレーを登るか、Kojiさんにならって、スカイラインを登るか、それとも、、、それとも、、、と色々と考えたが、最終的には磐梯山の頂を目指す事にした。
ゴールドライン入り口までファンカで移動。ここからスズメバチで出動! 通行料金70円也。 ちなみに普通車は730円也、、、10分の1以下の料金。ちなみに駐車料金は、サービス!
ワッセワッセとひたすら登る、、、久々の坂道ライド。準備運動も無しでひたすらこぐ、、、 うん、思ったほど足の痛みはない。今日はシューズも自転車用のナイキはやめて、革製のトレッキングブーツにした。内装が厚く足の痛みも和らいだので。
う〜ん 紅葉が最高!!いーなーあ。夏が去って寂しいが、やはり紅葉の裏磐梯は、、、最高だ。
今日は、サングラスをイェローレンズバージョンにしてみた。僕の目にはこう見える。
頑張って登るのである。スズメバチでの久々のヒル。
磐梯山と雲。
秋の道、華やかだけどやっぱり、どこか寂しい感じがする。
30分ほどで八方台に到着。さあ、トイレに行って小用を足し、さっそくいくぞ!!
八方台の登山口入り口。さあ!いくぞっ でも只今の時刻、午後1時30分。遅!
最初のうちはいい感じのダブルトラックでMTBにとってはナイスロード。
明るい雑木林の中を登っていく。
30分ほどで、中の湯に到着。硫黄の香りで満たされる場所である。
中の湯、ここは昔は湯治場であった場所らしいが、だいぶ前に廃止され、今は廃屋と、火山性硫化水素ガスが噴出しているちょっとデンジャラスな場所である。ガイドブックやネットで調べたら、たま〜に入浴している物好き登山者がいるらしい、、、?
道端の水たまりにはブツブツ言いながら火山性のガスが噴出中、、、大丈夫かな?
かつての湯治場は、完全なる廃墟となっている。ちょっとコワい、、、
中の湯を過ぎ、道は急峻に、そして険しくなっていく。しかし、めげずにスズメバチを一生懸命に押し上げる。登山道に入ってからここまで、20組以上の登山客の方々とすれ違う。皆さんから感嘆とか励ましの言葉とか色々な反応をいただく。さすが、紅葉シーズン、登山者が多い事多い事。まあ、性格に言えば下山客と言うのだろうか。 すっかり出遅れた僕は下山客とはすれ違うが、ついぞ登山客は一人もみなかった。 「あらら〜、自転車だよ!!」 「どこまで行くの?」「がんばるね〜!」「若いなあ〜」「帰りはここを下るのかい?」「がんばってね〜」、、、、、、 とまあ、本当に皆さんからたくさんのお言葉を戴く。僕も皆さんに笑ってほしいので、いろいろな冗談で返す。「あららあ〜、なんで自転車なの〜?」と聞かれれば、「皆さんの持っている杖と同じですよ。実は新型の杖を開発中なんですよ、下りの時は結構いいんですよ〜、でも難点は重い事と、ガサバル事なんです、、、」なんて言ったり、、、その場その場で色々な冗談で笑っていただく。ただ、自転車が本来乗り入れない場所なんだから、皆さんの邪魔にはならないように注意を払いながら、、、
道はこんな具合に大きな岩がゴロゴロの険しい表情になった。頑張れ頑張れスズメバチ!
自分で自分を撮る余裕はない、、、 フロントタイヤを浮かし、自転車を押し上げる。
スズメバチ、岩にあたる、、、う〜ん新車を買ったら、出来なそう。スズメバチは名誉の傷だらけ
だ。まあ、MTBだからこれが本来?の姿だ!!
自転車登山、みんなに言われる、、、何が愉しいのか?って、、、 う〜んなんと言っていいか、僕もよく解らないが、でもけっこう愉しいのだ。岩場をどうやって自転車を押し上げるか、、、考えながら登っていると、無心になれるし、体力も結構つきそうだし、これを数多くやっていれば、いいトレーニングになるし、ダイエットにもいいかもしれない。( 僕はたま〜にしかやらないから、全然痩せない、、、ほっほっほ〜
)
でも、タイヤを岩場のどこに当ててやれば自転車が安定するとか、リヤを持ち上げて、自転車を真横に振って押し上げちゃうとか、色々と知恵が必要になり、それを解決しながら登っていくのは、慣れてくるとかなり面白かったりする。クロスワードパズルを解きながら登っていくような感じ。そして、難しいセクションをクリアしながら一緒に登っていくスズメバチがなんだか愛おしく感じたりして、、、癖になる。
しかし、いかんせん、今日は出発が遅過ぎた、、、それに磐梯山の登山道は、昨年登った安達太良山よりもキツい感じがする。最初のうちは頂上まで行こう! なんて思っていたが、途中でこれは無理だなあ〜、と感じ始めた。まあ、いいや。今日はコースの下見と、練習にしよう。と方針転換。「どこまで行くの〜?」と数多く聞かれていたので、「行けるところまで、、、」と答える。
視界が開けた! 磐梯山の爆裂火口が見える、、、絶景!
檜原湖一望。ワオっ!
秋元湖と小野川湖も、、、ちょっと分かりづらい写真で失礼、、、
秋元湖を望遠にて望む。いつも遊んでいる、”野営場”の辺りも見える!わかるかな?
いつも遊んでいる裏磐梯を上から見下ろす。スカイバレーとかから見るのとはまた違う感慨深さを感じる。ワッセワッセと自転車に乗って登るのとはまた違う、不思議な感覚。考えてみれば馬鹿みたいなことである。うん馬鹿だ。でも馬鹿、、、が好きなのだ。ていうか、馬鹿なのだ。
三湖を望む。左から、檜原湖、小野川湖、秋元湖。
スズメバチも、、、パチり。
こんなロックセクションの連続になってきた。キツいけど愉しい。
一体、何組のパーティーとすれ違っただろうか、なんだか申し訳ないぐらいに驚いてくださる方の連続。登れば登るほど感嘆の表情がオーバーになっていく。シャレを効かせて答えている。多分、最終的には100組以上のパーティーとお話ししたと思う。自転車が邪魔にならないように、SHERE THE TRAIL のスタイルで、下山の方々に道を譲る。譲りながら、休憩を取ると言った方が正解だが、、、 ただ登るよりも皆さんとお話し出来て愉しい。今回は全ての皆さんとお話した、、、アッハッハ、愉快愉快。 こんな会話があった。5、6人のおば樣方のパーティーとすれ違った時の事。 「あららら〜 自転車で登ってきた人がいるよ! 」 「どこまで行くの?」 ここまでは普通である。 「どこで自転車乗るのかしら?」 「あ〜、上の方で乗れるとこあったじゃない。」 「えっ?あ〜 でもあそこ100㍍位しか乗れないじゃないのお〜」 こんな会話を交わしながら、岩場を降りてきたおば樣方。少し離れた所から僕はこう言った。 「その100㍍のために行くんですよ〜お!」と。 するとみんなが、「こんにちは」と挨拶してくれる。そしてすかさず、、、 「100㍍って、、、え〜? だってあなた、それまでにちょっと半端じゃないエネルギー使うじゃない!」 関東地方の上品なおば樣方の会話。イントネーションがそれを伺わせる。 「あなた!ダメよ〜、それは消極的生き方の発想よ!!」と先頭を歩くおば様がちょっと語気を強めながら言う。「ねえ〜」 という先頭のおば様。ぼくは、そのおば様の事がなんだか好きになってしまった。素敵なおば樣方は、「 がんばってね〜 オ〜ッホホホホ〜 」 高笑いを残して下っていった。 ははは、こんな会話が出来るのも聞けるのも、傍らにスズメバチがいてくれるから。ただそれだけなのに、、、面白いものである。
しかし、磐梯山はなかなかの強者であって、登行ペースは遅々として進まない。時間的な余裕も残り少ない。Uターンに至るタイムリミットを15時30分と設定した。もうタイムリミットに近い。残念だが今回は弘法清水にも辿り着けない。だんだんと下ってくる方々も減ってきた。 15時。僕は登るのを中止。今回はここで潔く諦めよう。そしてそこで遅い昼食を取る事にした。
今回はここで中止。
陽は西に傾き、もうお帰りなさい、と言っている。
登りよりも下りの方が気をつけないと行けない、、、つまずいて転んだりすれば、脚にかなりの怪我をするのは間違いないのであって、狭く急峻なロックセクションは、本当に細心の注意を払いながらくだる。 自転車登山の場合、登る時は、自転車を先に行かせ、自分が後から続くのだが、下りの場合は、その逆で、自分が先に降り、自転車は後から、、、なのである。もちろんセクションによっては、その逆にしないと行けない場合もある。先にも言ったが、普段あまり使わない頭を使い、自転車を登らせたり下らせたりするのは、面白いものである。フロントタイヤをどこの位置に持っていったらいいか。リヤタイヤをどう処理するか。ここは自転車を担ごう。とか一人で楽しめる遊びだ。しかしなにか事故ったらヤバいのも確かなので、出来れば二人以上のパーティで入った方がいいと思う。まあ、僕は単独行が大好きなのだが。
そうそう、今回はちょっと、不可解な出来事に巡り合った。最後の方で下ってきた方に、「あと何人くらいいらっしゃいますか?」と尋ねたところ、「あと2人くらいかな?あとは山小屋のオヤジだけだね。」 と言われた。 それからすこし登った所で、上から中年のご夫婦らしきカップルが降りて来られた。少しお話をして、僕は食事にすることにした。先の質問の答えからすれば、中年のカップルは最後の登山客のはずだ。登山客はみな鈴をつけている方が多く、鈴の音が聞こえてくるのが、目印ならぬ耳印で登山者が近づきつつある事を知る事が出来る。最後のご夫婦も言葉を交わしたあと、しばらくは下の方から鈴の音が聞こえていた。 20分ほど食事休憩をとり、僕とスズメバチもいそいそと下り始めた。下り始めて15分ほどした頃だったろうか。ちょっと難しいセクションにぶちあたったので、立ち止まってどのようにアクセスしようか考えた、その時の事、ちょっと上の方から男女の会話が聞こえてきた。なんと言っていたかまでは聞こえなかったが、間違いなく人の声だった。 「さて、まだ残っている人がいたのかな?」と思い、耳をそば立たせてみた。 というのも、やはり、一人で下るよりも同行者がいたほうが安心出来るし、まして時間が時間、さらに僕が最後の下山者であるらしいし、何かあれば確実に遭難!と言う事も考えられるから、、、 下ってくる方がいれば一緒に下ろう、と思い少し足を止めてみた。しかし、いくら待ってもその声は二度と聞こえて来ない。それに鈴の音も聞こえて来ない。そして何よりも人の気配がないのだ。声が聞こえたのは間違いなく上からだし、距離も遠くなかったし、おかしいのだ。辺りには風に揺れる笹の葉の音だけ、、、う〜んちょおっとまずいんじゃないかな? と思ったが、ここであんまり不吉なコワい事を考えても、焦るだけだし、考えない事にして再び下山開始。
人、一人分のトラック。そして片側は落差200㍍はあろうかと言う崖。注意!!
しばらくすると、ヘリのエンジン音が聞こえてきた。ちょうど視界が開けたので覗いてみると、 福島県の防災ヘリが飛んでいる、しかも眼下を、、、、、
眼下でホバリングしている防災ヘリ。
ズームインして眺めてみた、、、乗り物好きが疼きだす、、、
隊員が身を乗り出して下を伺っている。誰かをレスキューするのか?
ヘリの真下を見てみたら、スモークが焚かれているのを発見。あれが目印だ!!
面白くて、と言ったら言葉が悪いが、興味津々でずーっと見ていた。
しかし、気づけばまずい!このまま見てたら、日が暮れてしまう。日が暮れたら命取りになる。(マジで、、、)僕がヘリを呼ぶ事になってしまうではないか! ということで、隊員が降下するのを見届けて、ヘリ見物は終了とした。
西日に照らされる磐梯山火口壁。こういう雲が好きである。
茜色。
茜色と飛行機雲、、、
本日の飛行機、、、ANAのB4。
秋日残照。
中の湯を過ぎ、雑木林区間までやってきた。ここから1㌔ほどはスズメバチにまたがってダウンヒルを楽しむ。雑木林に転げ落ちるかのような落日の陽が差し込んでいた。急がねば、、、
なんとか無事に落車することもなく、無事八方台に到着。しかし、休んでいる暇はない。すぐにゴールドラインを下り始めることにした。
帰りは一台の車とすれ違っただけ。八方台の駐車場にも車は無くなっていた。
ここちよくゴールドラインのコーナーを下る。しかし、点検せずに下っていて大丈夫だろうか?山道を押し上げた時に何か異常を発生させていないか、一抹の不安がよぎる。 振動や、ブレ、特になく快調に下ってゴール!!
スズメバチ、ファンカに収容! 今日も一日ご苦労様!
「頂上まで行ってきたのかい?」と料金所のおじさん。しばし談笑。
いや〜疲れたなあ。と回想しながら、ゴールドラインを後にした。なんだか少し欲求不満なので、檜原湖によって写真撮影。夕方の静けさが支配する船着き場は、昼間の喧噪が嘘のように静まり返っていた。i-podから、映画「黄昏」のテーマ曲をさがし、窓を開けて止めたファンカから曲を聞きながらしばし写真撮影に興じてみた。
http://jp.youtube.com/watch?v=QLa7kMIUAaI&feature=related
↑名画「黄昏」 On Golden Pond のテーマ曲をリンク。クリックして聴いてみていただきたい!
静かに、秋の空気と秋の光とに支配された檜原湖。秀逸なひとときであった、、、、、
暗闇につつまれてしまった秋元湖秋景。(写真は少しいたずら加工をしてみた。)
暗青の秋元湖、、、シュールであった。
最後に、、、
夜の磐梯山。今日は頂きに辿り着けなかったが、今度はもっと早く来て、頂を目指したい!!
今日は本当に予行演習と言った感じで終わってしまったが、ようよう頑張って、次の機会には、頂上を目指そう!! 今年、行けるかな?? スズメバチとこんな事をして遊んだ、秋の休日。
磐梯山は、安達太良のそれよりも、道幅も狭く、険しい感じがした。ペースも遅かったし、こんどこそは、絶対に!!! リベンジだあ〜!もっと早起きしなきゃいかんなあ。とつくづく思った秋の休日。




























































































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